2006/05/22

視線

先日引っ越した新しい部屋。
前の部屋よりもベットが大きく、キッチンがある。それにバスタブもちゃんとある。勤務している大学の建物で外国人職員専用(=現地人の入居者はゼロ)と聞いていた。現地人がいるから心配なんてことはないけど、きっとインターナショナルな空間であろうと予想し楽しみにしていた。

しかし…

建物内に響き渡る声は現地語が大多数。一応英語もチラホラ聞こえてくる…。そして現地人の入居者のほとんどが女性のようである。コレは話し声からの推測。すれ違う入居者っぽい人はジャージ姿が多い。コレはエントランスの掲示板に張ってあった「スポーツ学部のみなさんへ」みたいな張り紙のおかげで判明。現地人の入居者はスポーツ学部の女生徒さん達のようである。

20歳前後の女性がたくさん入居している建物。
淡い期待を抱かさせるような感じではあるが実際は…

ウルセェー!!!!
部屋が階段のすぐそばだからか階段を登り降りするときのクツの音が響くし、ベランダ越しに上の階の友人と話をするし。朝練があるのか早朝からガタゴトと。ドアは建付けが悪いせいか思いっきり閉める。

1番ムカつくのがベランダ越しに話すヤツ。
もう1年以上生活して、ある程度の日常会話を身についているから、何を話してるのかがだいたい分かる。ホントにくだらないこと話してるし、用事があるなら部屋まで行ってこい!って感じの内容。彼女らにはモラルとかないのかと心配になる。それともコレが世界のフツーであり、日本がおかしいのかと考える。

日本は置いといて、何故彼女らはこんなふうに成長してしまったのであろうか?やはり教育が正しいものではなかったのではないかと思う。両親のしつけなど。コレは勝手な予想であるが15年ちょっと前に市民革命と言われているが実はただのクーデターだった革命があり、民主主義を勝ち取った現地人達。その喜びにかまけて次世代の子供の教育を忘れてしまったのではないかと思う。それとも共産主義を捨てると同時にもっと大切なモノを捨ててしまったのではないか?!

先日、寝台列車で同部屋となった中年男性が言っていた貴重な意見。
「この国は先進国レベルまで到達するにはあと3,40年かかる」
このような意見を持つ現地の方と話せてとても嬉しかった。彼が言うには革命後に育った世代がこの国を引っ張らなければ成長できないとのこと。

つまり今は現地人が認める成長段階。おかしな世代が出るのも当然。これからドンドン変わっていくであろう。できるだけ早く成長してもらいたいと願う。


そんなことを考えてた先週末、事件があった。

出勤しようと階段を下りていくと、なんとなく人を視線を感じる。
なんだろと1階のフロアを覗いてみると
バスタオルを巻いた女性が立ってる!!それも濡れ髪。
シャワー後のようでした。
一瞬、目が合ったら殺意を感じるくらいの視線。

ちょっと待て!!オレが悪いんじゃなくて公共スペースにそんな格好でいるアンタに問題があるんだよ!!
と言いたかったけど放置してきた。

早く成長しておかしな世代が消えることを願う。