2005年

今日は大晦日ということで
2005年を振り返ってみた。

1月
ホームステイ中
ホストファミリーの母ちゃん(野村沙知代似)と
くだらないことが原因でケンカ。
怒った顔もサッチーだった。

2月
一人暮らし開始
アホ大家のご好意により
割れていたベランダのガラス交換
さすがアホ大家、ガラスを全て叩き割ってから
新しいガラスを1週間後に持ってくる。
その1週間、示し合わせたかのように大寒波。
外はマイナス25℃
低気密住宅のため、新鮮な寒風を体験。
毎晩ウォッカを飲み就寝。
ウォッカのありがたさを知る。

3月
今年から生やしていたアゴヒゲを剃る。
同僚、知人誰一人として気づかず。

4月
初めてニセ警官に遭遇
被害はなかったものの
遭遇日が1日だったため
誰にも信用されず…

5月
あるイベント終了後
ヒドイ頭痛と首の痛み、そして気持ち悪い…
帰宅中の車内にてさらにひどくなり
手足がしびれてきた
知人宅で大量の水分補給して休憩

寝たら治ったから
多分水分不足か熱中症みたいな状態だったみたい

その後、ヤツは栄養不足なんだ説が
知人間に流れる。
そんなことないよ!!
1食で米1合に大量なおかず食ってるから

6月
夏休み突入
長い3ヶ月にも渡る長期休暇
今までそんなに休んだことないから
何をしたらいいのか分からず途方に暮れ
毎日をムダに過ごす。

7月
仲の良かった知人たちが日本へ帰国
彼らがいなくなったらメシ食いに行ったり
酔っ払ってグチを言ったりしあえる
仲間がいなくなる。
数日間辛かった。

あとあまりにもヒマだったので
blogはじめてみる。


8月
定期健康診断
体重測定したら
2004年9月より13キロ(正確な数字は忘れた)減少
これを医者に言ったら血は健康と言われ
あっさり一言で済まされハラが立ち
オレの精神状態はお前らの国のせいで
ボロボロになってると反論。
医者は聞こえないフリ

9月
新学期スタート
正確な日付を始業式の前々日に
教えてもらう。
知らん振りして行かないか悩む。

10月
アホな同僚と言い争いが多くなる
原因は職業倫理とか。
オレがおかしいと思い、言ってみても
自分たちは間違っていないと信じていて
絶対に意見や行動を曲げない。
なんのためにココにいるの？オレ？

11月
ストライキ勃発
同僚たちは給料数%アップを勝ち取る。
オレはストライキ終わっても連絡してこなかったりする
同僚との信頼関係はゼロに等しいものとなった。

12月
クリスマス休暇を田舎で過ごす
気持ちの変化をちょっとは期待していたが
変化はまだ訪れず。


振り返ってみると
いろんなことがあったし
なんでわざわざこの国にいるのか
なにか意味があるのか疑問ばかり…
愛する恋人、友人、家族と離れ
その必要があるのか。
結論が出せないまま新年を迎えそう。

あと数時間ですが
よいお年を!
そして読んでくれた方の
2006年がいい年でありますように!

クリスマスプレゼント

もうちょっとでクリスマス休暇に入ろうとする
週はじめのある日…

職員室に行ってみると
同僚たちの行動がおかしい。
オレの動きを探るように…
囁くように何か話し合ってる。
断片的に聞こえてくる声に
「外国人」とか「何をしている」とか…
外国人教師のこと?!つまりオレのことか?!

休憩時間が終わって
実習室に入ると女性同僚が急に
「あなたはどのクラスを担当してるの?」と
あきらかに焦って早口で質問してきた。
んで答えると…
10月から変わった校長が
オレは誰が何のために呼んだかとか
その他オレに関するモロモロを全然知らないらしい。

とりあえず校長室にいって校長と話す。
校長室は前校長のときとは違い
机の上も書類棚もガランとしてる…
校長にオレの知っているここに来た経緯等を説明してみると
普段には見せないような気持ち悪い笑顔で

「何もあなたに関するファイルは持っていないの
だから何のためにあなたがいるのか知らないの」

ゆっくり、子供に言い聞かせるように優しく。
契約書等の手持ち資料コピーを渡すことで
この場での話し合いは終了。
今後どーなるかは不明。
エージェントに任せるしかなさそー

つーか仕事の引継ぎってお前らには無いのか?!
前校長は近くにいるじゃねぇか、ヤツと喋れ!
とか文句はいっぱいあるけどさぁ～

なんとなくこの学校から追い出されそうな予感。
このままこの国に居座ろうか、
それとも日本に帰ろうか本気で悩んでいる。
つーか悩む必要ないか?!
学校とエージェントとの話し合い次第だしね。
帰国してからのことを考えると…

嬉し過ぎる!!!!

ALL FOR ONE…

この国で
アホの次に多いのが

野良犬

この国で目をつぶって歩けば
アホにぶつかり
野良犬のしっぽを踏む
そしてゴミの山に倒れる。

1年くらい彼ら野良犬たちのそばを歩いているが
先日、知らなかった野良犬たちの
習性を目撃することができた。

仕事場からの帰り道
いつも見かける彼らが
草むらで日向ぼっこしたり
器用に後ろ足で顔を掻いていたり
彼らの幸せそうな顔を見ると
こっちも幸せになってくるような光景。

そこに聞いたことないような
「ポンッ!!」って音。
なんだろー?車がパンクでもしたのかな?!と
キョロキョロしてみると走り去る車の陰から
「キャーン」って痛々しい叫び声とヨロヨロ歩いてくるイヌが。
「あ～、車にひかれちゃったんだな」と思った、

そのとき…

今まで居眠りしたりしてた彼らが
ビクッと起きて吠えながらひかれたイヌに駆け寄っていった。
あっという間にひかれたイヌの周りには
どこから来たのか5匹以上の仲間たちが。
更なる被害に遭わないように…そんな感じに。

彼らの仲間意識というかなんと言うかは分からないけど
この光景にとても心打たれた。
彼らを見て、昔聞いたことのある言葉を思い出した。

ONE FOR ALL
ALL FOR ONE