2006/05/29

外来魚駆除

もう1個、これまたネットニュースから…

外来魚駆除のニュースを読んで、日本はぜんぜん変わっていないなと実感。離れてるのが1年半だからそんなに変わるはずがないのだが…。内容は京都府の亀岡の川や森の自然の豊かさを体感しながら、生き物の命の大切さについて学ぶ子供向けイベント(ナントカ自然学校とかいうヤツ)で参加した子どもたちが保津川で、アユモドキをはじめとする希少な淡水魚の生息を脅かすブラックバスなどの外来魚を駆除したというもの。

オレは日本にいた頃、ヒマがあれば近所のダムにバス釣りに行ってた元愛好者ではあるが、上の記事というか亀岡の役所とか協力してる保津川漁業協同組合や市内のNPO法人は何を考えてるのかと思う。確かにブラックバスやブルーギルはエサとして小魚を食べる。もちろん生きるために食べる。けど人間みたいに自分の食べる以上に小魚を食べたりはしない。そんな外来魚たちに天然記念物の絶滅が危ぶまれている状況を押し付けるのはオカシイと思う。

なぜ天然記念物のアユモドキやなんとかドジョウが絶滅しようとしてるか、徹底的に調査すれば外来魚だけの仕業ではないことは明白である。例えば川の護岸工事のために魚たちの産卵場所であったところやヨシが無くなったことも原因のひとつとして考えられるだろう。それに水質の変化だって考えられる。すべてを知らんぷりして外来魚だけのせいにして子供達を教育するとはバカバカしい。

それにこの外来魚が入ってきて何年くらい経過してるのであろう??長い年月が経過してるだろうと思う。今からこの外来魚を一斉駆除していったら、長い年月掛けて築きあがられた食物連鎖のバランスがおもいっきり崩れるであろう。それを壊して人間の愚かさを子供達に教えようとしてるのであれば問題ないと思うが…。

長々書いたが、自然について子供達に教えていきたいのなら広い視野を持った教師役が必要ではないだろうか?!こんな自分達のやった愚行を棚に上げ、文句を言うことのできない魚を犯人するお役所や漁業組合、NPO。バカバカしくて日本らしいですね、ホントに。

最後にこの漁業組合はバスアングラー(バス釣りする人)に漁券とか買わせて釣りをさせてないことを祈る。もしそんなことやってるんだったら組合役員1人1人に1/2 ozのシンカーをデコにブツけてやる!!!