2007/02/13

暖冬と雪国

今日も冬とは思えない好天の雪国です。ぜんぜん雪がありません。

雪国で雪がないと…
  • 朝ゆっくり寝てられる。
  • 屋根の雪を下ろすことがない。
  • 雪道で事故に遭う確立が下がる
と、いいことばかりのようですが、そうじゃないんです。

こちら雪国は冬に雪が降って経済が成り立っているので、こうも雪が降らないと困ってる人たちがいっぱいいます。特に建設業界なんてヒドい状態でしょう…。

以前ある人から聞いたのですが、
雪が降る
  ↓
建設業者が「排雪」や「除雪」とかで動く = 建設業者が潤う
  ↓
建設業者が仕事帰りに飲みに行く = 飲み屋、タクシー、代行、その他諸々が潤う
  ↓
つまり経済全体が活発になる

らしいです。
これは数年前に聞いた話で現在(暖冬で雪が降らない状況を除く)には、こんなにうまく当てはまらないかと思いますが。けど雪国の経済に不可欠な存在になってるモノは「雪」であることは間違いないです。何十年と「雪」に頼ってきたのですから。






さて話は変わりまして、先週末に地元の雪灯篭祭りに行ってきました。今年は世界的暖冬のおかげで、祭りに必要な雪は山からダンプでかなりの量を運んだそうです。それでも祭りのメインとなる雪で作った灯篭の数を予定の1/3に縮小したらしいです。30周年なのに…。

それに加え、10日は雪じゃなくて雨が降りました。
昼間のことじゃないですよ、この雪灯篭祭りの盛り上がる時間の夕方から夜に雨です。

ボクは6時半くらいに会場に向かったのですが、途中早くもリタイア状態の崩れた灯篭がチラホラ…。

会場には雪ボンボリとでも言うのか、上の写真のようなものがたくさん設置されていて幻想的な風景でした。けど近づくと、その雪ボンボリのいくつかは解けてしまったのか、それとも誰かに踏まれてしまったのか崩壊してるものも…。ちょっと残念。




そのほか会場には30周年記念で市民が作った手作りロウソクのキャンドルタワー(上の写真)、氷の彫刻がありました。けど雨のおかげでキャンドルタワーのロウソクの火は写真を撮った数分後に、すべて消えてたし、氷の彫刻は気温のせいか色彩感覚を疑うようなライトのせいか、それか会場の熱気で解け始めてました。

そのあとは屋台で焼きそばとかお好み焼きとかを食べたけど、全部マズイ!!たまたま買った屋台がヒドかったかもしれないけど、2年ぶりの屋台の味は期待を思う存分に裏切る味でした。




今回の雪灯篭祭りには「市」がかなり力を入れてたようです。
上に書いた手作りロウソクとか。
けどアナウンスが下手なのか、市民には届かないのか、市民の協力は市が狙ったほどではなかったのではないかと思います。また雪がないとなったら「市民がバケツ1杯の雪を持ち寄ろう」とかって地元メディアを使って集めようとしてたけど、実際ドコに集めるとか、いつからいつまで集めるとかぜんぜん情報がなくて協力したくても協力できなかった。市のサイトを見たけど「バケツ」なんて言葉は見つけられなかった。こうなれば市は本気で「バケツ1杯の雪」を集めたかったのか疑問に感じる。ただの話題づくり????

もっと市民の協力を得る方法を考えなければならないんじゃないんですか?
また、観光客のリピーターが増えるようなものも必要ではないかと。地元の人が喜ぶものだけではなく。


2年ぶりに楽しみにしてた雪灯篭祭りは、おかしくね?と考えさせられるものでした。
あと祭りのメインとなる雪の灯篭の写真は探せばネット上に転がっているので、あえて載せてません。決してデジカメの充電が切れたからではありません。


やっぱ新しいデジカメ欲しいな…